マンションのリノベーション。

楽しくて美しい。世界のデザインおもちゃ10選。

インテリアブランド名鑑

高木教雄の名作時計デザインの秘密

冷水希三子の郷土料理研究レシピ

青野尚子の今週末見るべきアート

石田潤のIn The Mode

寺尾妙子のNEWSなレストラン

甲斐みのりの建築半日散歩

川合将人のインテリアスナップ

小西亜希子の北欧デザイン通信

鈴木芳雄の「本と展覧会」

土田貴宏の東京デザインジャーナル

山下めぐみのロンドン通信

吉田実香のNY通信

輪湖雅江の器とごはん

Pのローカルレストラン探訪

ニッポンのお宝、お蔵出し

絶品の沖縄麺3選 / 圧巻の名建築10選…。

水瓶座

快調じゃ。体が軽くなり、フットワーク軽く行動できそうじゃ。テレビで見た流行のエクササイズにチャレンジしてみるといいじゃろう。

快調じゃ。長年の片思いが実りそうじゃぞ。相手もおぬしに対して好意を抱いていたようじゃ。このチャンスを逃さぬよう、行動するのじゃ。

快調じゃ。おぬしの趣味や好きなことにお金を使うようにするといいようじゃ。かけた金額以上に大きな充実感を味わうことができそうじゃぞ。

快調じゃ。目上の人との関係が良好じゃ。謙虚な気持ちを忘れずに、おぬしの意見を臆することなく伝えると、好感度がアップしそうじゃ。

全体運は快調じゃ。おしゃれなセレクトショップで、全身をトータルコーディネートすると良いじゃろう。自信が湧き、勇気が出てきそうじゃよ。

天秤座

好調じゃ。美容や健康に対して、研究熱心になれそうじゃ。おぬしが憧れる「美しい」と思う人に、その美しさの秘訣を聞いてみるのじゃ。

快調じゃ。気になる異性との関係が、一歩前に前進しそうじゃ。相手に対する不安や疑問は、本人にそのまま確かめてみるとよかろう。

好調じゃ。今日は、趣味や習い事など、楽しみのためにお金をかけるといいじゃろう。一流の道具や知識に、投資すると良さそうじゃのう。

快調じゃ。人脈が広がりやすいときといえるじゃろう。新たな出会いを求めて、友人に紹介してもらうのもよかろう。自己紹介を忘れずにの。

全体運は快調じゃ。素敵な恋の予感がありそうじゃな。相手のペースに委ねてみることで、よりハッピーな展開を期待できそうじゃぞ。

獅子座

好調じゃ。人の真似ではない、おぬしだけのスタイルを貫くといいじゃろう。独創的な世界観を、アクセサリーなどの小物で表現するのじゃ。

快調じゃ。グループデートなど、大勢での行動にチャンスがありそうじゃ。カップルは、お互いの新たな魅力に気づかされそうじゃのう。

好調じゃ。単なる趣味で始めたことが、お金を生み出すことになりそうじゃぞ。思いきって挑戦してみれば、先々の展望もみえてくるじゃろう。

好調じゃ。ざっくばらんな関係を、心地よいと感じそうじゃ。心の友に発展していく出会いもあるじゃろう。ご縁を大切にするといいじゃろう。

全体運は好調じゃ。おぬしの考えを頑固に貫きとおすより、友人の意見を取り入れたほうが、楽しい一日を過ごすことができるじゃろう。

牡羊座

安定しとるぞ。健康志向になり、食べ物にこだわりたいと感じそうじゃ。インターネットを使って、情報を仕入れるといいじゃろう。

好調じゃ。会話力が上がり、集団の中にいても埋もれることがないじゃろう。そんなおぬしに魅力を感じ、声をかけてくる異性もいるかもしれぬ。

好調じゃ。色々な人の節約アイデアを、本や雑誌などで調べてみてはどうじゃ。きっと、おぬしに合った節約方法が見つかるじゃろう。

好調じゃ。相手の言おうとしていることが理解でき、会話もスムーズにできるじゃろう。趣味や仕事の話で、有意義な情報交換ができそうじゃ。

全体運は好調じゃ。トークのセンスが光る日じゃ。おぬしの話を聞きたくて、自然と周りにたくさんの人が集まってきそうじゃのう。

双子座

好調じゃぞ。新たなおぬしの魅力を発見できそうじゃ。ファッションをガラリと変えることで、周囲もおぬしの魅力を再認識するじゃろう。

好調じゃ。異性に尽くしたいという気分が高まりそうじゃ。愛情深く相手に接することで、おぬしの思いが自然と相手に伝わるじゃろう。

平凡じゃが、安定しとるぞ。衝動買いは、お財布と相談しつつ検討するといいじゃろう。ただ、ローンを組むのは、オススメできぬぞ。

平凡じゃが、安定しとるぞ。決断力が高まり、周囲から頼られることが多くなるじゃろう。自分の意見に自信を持って、突き進むのじゃ。

全体運は平凡じゃが、安定しとるぞ。生活を圧迫せぬ程度なら、一攫千金を狙った投資も悪くないじゃろう。予算を先に決めるのじゃな。

牡牛座

吉凶混合運じゃ。静かな場所で、ゆっくり本を読んで有意義な時間を過ごすといいじゃろう。ヒーリングミュージックもオススメじゃぞ。

好調じゃ。愛する人と心を通わせ、幸せな時間を過ごすことができそうじゃ。おぬしも、素直に相手への愛情を示すといいじゃろう。

好調じゃ。欲しいものリストを作成すると、貯蓄への道筋も明確になってくるじゃろう。手帳に目標金額を書き入れるのもよさそうじゃぞ。

自重運じゃ。おぬしの頑固な一面が顔を出し、周囲の人にマイナスの印象を与えてしまいそうじゃ。今日は、笑顔が幸運の鍵と言えるじゃろう。

全体運は吉凶混合運じゃ。明るい笑顔と元気な挨拶でおぬしも人気者になれそうじゃ。暗い顔では、運気も下がる一方じゃろうなぁ。

射手座

吉凶混合運じゃ。はりきりすぎると、早々バテてしまいそうじゃ。充実感があっても、休息の時間はしっかり確保するといいじゃろう。

平凡じゃが、安定しとるぞ。よい出会いはあるのじゃが、おぬしのアピール不足で進展を望めぬようじゃ。自己主張は強めがよいじゃろう。

自重運じゃ。大金を持ち歩くと、気持ちが大きくなり、使い過ぎてしまいそうじゃ。必要最低限の金額のみ財布に入れるといいじゃろう。

好調じゃ。ライバルとの関係がよい方向へ進展していきそうじゃよ。意外な共通点が見つかれば、お互いに高め合う仲間となれるじゃろう。

全体運は吉凶混合運じゃ。ダイエットは、三日坊主にならぬ方法を選ぶようにするのじゃ。特別な道具がなくても出来るものがよかろう。

蠍座

自重運じゃ。お洒落に対して、消極的になってしまいそうじゃ。最新のファッション誌を手にとって、刺激を受けるようにするとよかろう。

吉凶混合運じゃ。ふたりの絆を深めるような出来事がありそうじゃ。おぬしから行動することで、進展のスピードもアップするじゃろう。

好調じゃ。ちょっとマニアックなお店で、おぬしの好奇心を満たす買い物ができそうじゃのう。恋人と一緒に行ってみるのも楽しそうじゃな。

自重運じゃ。自分のことを棚に上げて、周囲に厳しくなってしまいそうじゃ。注意やアドバイスのつもりでも発言は慎むといいじゃろう。

全体運は吉凶混合運じゃ。生活に大きな変化が起きて、疲れを感じそうじゃ。リラックスできる環境を作るよう、心がけるとよかろう。

山羊座

波乱運じゃ。歩くことを怠ると、下半身太りに悩まされそうじゃ。今日は、意識して、歩く距離を増やすようにするといいじゃろう。

自重運じゃ。臆病になり、好きな人に話しかける勇気が出ぬようじゃ。焦る必要はないじゃろう。そんな日もあると、気楽に過ごすのじゃ。

自重運じゃ。毎日の出費を管理するとよかろう。手帳に、その日の出費をメモすると、無駄な出費が徐々に減っていくじゃろう。

吉凶混合運じゃ。職場では、周囲への気配りを大事にするといいじゃろう。今日のおぬしは、ムードメーカーに徹するのが良さそうじゃ。

全体運は自重運じゃ。今までの計画に狂いが生じるかもしれぬ。特に、金銭面は注意が必要じゃ。お財布を新しくして、心も新たにするのじゃ。

乙女座

波乱運じゃ。ストレスが原因となって、蕁麻疹などの皮膚トラブルに悩まされそうじゃ。放置せずに、専門医に相談するとよかろう。

波乱運じゃ。気になる異性との距離がなかなか縮まらぬこの時期。「次はない」という意気込みで、アタックするとよいかもしれぬぞ。

自重運じゃ。仲良のよい知人から借金を申し込まれて、断わることが出来ず、困ってしまいそうじゃ。しかし、借金は避けのが無難じゃろう。

自重運じゃ。年配の世代が抱く、古風な考え方に違和感を覚えそうじゃのう。反発心を抱いても、今日は素直に受け入れるといいじゃろう。

全体運は自重運じゃ。好きな人の前でも、周囲の目が気になり、素直になれぬようじゃ。ふたりきりの時間をつくってみてはどうじゃ。

魚座

波乱運じゃ。おぬしの心の有り様が、体調に出ておるぞ。今日は、公園やビーチでのんびり自分と向き合ってみるのと良いじゃろう。

低調運じゃ。浮気への不安から、パートナーの行動を必要以上に制限してしまいそうじゃ。相手を信じる気持ちを大切にするのじゃぞ。

自重運じゃ。節約は大切じゃ。しかし、出し渋りは金運は下がる一方。まずは、おぬしの身の周り品を揃えるために使ってみてはどうじゃ。

波乱運じゃ。一緒に過ごす人を選ばぬと、トラブルだらけの一日になりそうじゃ。家族や親友と過ごすのが安全と言えるじゃろう。

全体運は波乱運じゃ。家族への気配りを忘れると、ギクシャクしそうじゃぞ。たまには、美味しい手土産を持って帰ってみてはどうじゃ。

蟹座

低調運じゃ。注意力が散漫になり、ミスを連発してしまいそうじゃ。何かをするときは、大きな深呼吸をして、心を落ち着けるといいじゃろう。

自重運じゃ。許されぬ恋に身を焦がしてしまいそうじゃ。パートナーのいる異性を好きになったなら、深追いする前に身をひくことじゃな。

低調運じゃ。利子や株の配当など、経済の変化によって損をしてしまいそうじゃ。情報をまめにチェックし、常に対策を考えるといいじゃろう。

低調運じゃ。強敵なライバルが出現し、焦りを感じてしまいそうじゃ。「不運」を嘆くより、闘志を燃やして頑張ってみてはどうじゃ。

全体運は低調運じゃ。新しい場所では、自分の力を発揮できず悔しい思いをしそうじゃ。勝負するなら、慣れた環境で頑張るのがよかろう。

鳥とジュエリーのファンタジックな物語。

T-HOUSE New Balanceの最先端トピックス。

NOT A HOTELを知っていますか。

June 19, 2019 | Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Yamaguchi&nbsp;&nbsp;&nbsp;text_Masae Wako&nbsp;&nbsp;&nbsp;styling_Yumi Nakata

1958年東京都生まれ。ドイツでガラスを学び1985年に神奈川県で工房設立。7月19日〜28日、東京〈サボア・ヴィーブルsavoir-vivre.co.jp〉で個展。

たかはしよしひこ

YOSHIHIKO TAKAHASHI 高橋禎彦 個展も間近。ポップで色っぽい宙吹きガラス

ガラスってやわらかいんだ。ガラスって色気があるんだ。思わずそんな言葉が口をついて出るのが高橋禎彦のガラス。ミントグリーンのピッチャーもレモンイエローの花器も、1980年代のポストモダンデザインみたいな、ポップで明るい美しさに満ちている。海外でも高く評価されている高橋は、1980年代にドイツのラインバッハでガラスを学んだ実力派。高温で溶かしたガラスに息を吹き込んでカタチをつくる “宙吹きガラス” ならではの、やわらかくて生き生きとした（そして、つい触ってみたくなる色っぽさもある）フォルムが特徴だ。ツブツブや丸い “ヘソ” のついたユニークなグラスも、手触りの気持ちよさとやわらかさに驚かされる。

1976 東京都生まれ。香川県でガラスの修業に励んだ後に独立。現在は高松市〈蠣﨑硝子工房〉で制作中。

かきざきまこと

MAKOTO KAKIZAKI 蠣﨑マコト うつわ好きが夢中。“角” のあるシャープなガラス。

多くのうつわ好きが「今いちばん使ってみたい」と挙げるのが、蠣﨑マコトの宙吹きガラスだろう。とりわけ人気なのは、“角のある”ワイングラスやふた付きのキャニスター。どちらも、まっすぐな線からなるフォルムがたまらなく美しい。実は、宙吹きガラスで直線のラインや角のあるフォルムをつくるのは簡単じゃない（宙吹きガラスは丸く膨らませるのがキホンだから）。蠣﨑はそのうえで、できうる限りまっすぐな線や角をつくることを目指し、すっきりシャープなデザインに成形する。手仕事ならではの歪みや味わいに頼らないガラスのうつわは、量産のプロダクトにも似たクールな美しさや機能性を持っていて、だから思わず使ってみたくなるし、使えば誰もが虜になってしまうのだ。

京都生まれ。石川県能登島の学校で学び、大阪のガラス会社で働いた後、沖縄へ。2003年に吹きガラスの工房〈日月―hizuki－〉を構える。

おおやぶみよ

MIYO OYABU おおやぶみよ 使うたびに気持ちが華やぐ”大人のピンク”。

「大人になってから封印してきたようなピンク」をテーマにした新作を作ったのは、沖縄のガラス作家おおやぶみよ。おおやぶにとって初めての製作となるピンク色のシリーズ《Esperant（エスペラント）》は、フチの部分がほんのり水色。果物を盛っても花を生けても美しく、その場をパーッと華やかで幸せな雰囲気にする。「かわいい！」とか「温かみがあってチャーミング」と称されることも多いおおやぶのガラスだが、使ってみるとしっかり丈夫で安心感があり、どこか男っぽくもあるのが人気のヒミツだろう。定番の《スピカ》シリーズは、とろんとした質感やポツポツと入った小さな気泡が特徴。ガラスそのものの輝きに加え、水を入れた姿や影も美しく、使うたびに愛着がわく。

1967年岐阜県生まれ。大学では土木工学を学びつつ劇団を旗揚げして演劇の世界も経験。後にガラスを始め、現在は金沢で活動。

くさだまさき

MASAKI KUSADA 艸田正樹 人気の台湾茶をクールなガラスの茶道具で。

つるんとすべるような滑らかさと、やわらかな手触りや口あたり。金沢の艸田正樹は、“ピンブロウ” という技法でつくるとびきり透明度の高いうつわで人気のガラス作家だ。ピンブロウとは宙吹きガラスの一種。竿に巻き取ったガラスを水蒸気の力で膨らませた後、その竿を巧みに回し、遠心力と重力だけで形をつくる。道具や型でガラスの表面に触れることがないので、抜けるような透明感を持つうつわが生まれるのだ。グラスも片口も小鉢も、まるで水の塊のような存在感。冷たい水も透明な日本酒も、艸田のうつわに入れるとちょっと上等に見えるから不思議。新作の茶則や茶通しと合わせて、冷たい中国茶や台湾茶を楽しむのもいい。

1964年石川県生まれ。1996年、金沢市内でデザインから制作まで手がけるガラス工房〈factory zoomer〉を開始。現代美術家としての活動も続ける。

つじかずみ

KAZUMI TSUJI 辻 和美 最初に買うなら “作家もののスタンダード” を。

ミルク色のガラス容器にミルク色のシンプルグラス７つ。ぴったりキュキュッとおさまっている姿がなんともいえず愛らしい。金沢のガラス作家・辻和美のグラスセットは、店に並んだはしから売れてしまう最近のヒット作だ。人を招いた時に使えば場が盛り上がることうけあいだし、自分のための小さな贅沢として楽しむのもいい。シンプルなフォルムに幾何学模様のデザインを施したコップや《めんちょこ》は、定番中の定番。気負うことなく使えて日々の生活を美しく変える手仕事として、今や作家もののガラスは大人気だけれど、辻のめんちょこは、そのきっかけをつくったスタンダードかも。初めて作家ものを買うならやっぱり辻のグラスがおすすめだ。

1971年富山県生まれ。イギリスのThe surrey institute art and design universityで学んだ後、富山市ガラス工芸センターなどを経て独立。〈WASHIZUKA GLASS STUDIO〉の屋号で活動中。

わしづかたかのり

TAKANORI WASHIZUKA 鷲塚貴紀 陶磁器とのなじみもいいクールグレーのガラス。

シンプルなのになんだか艶っぽい。富山のガラス作家、鷲塚貴紀の宙吹きガラスは、不思議なツヤ感というかなめらかさというか、手に取りたくなる質感をもっている。黒のマットガラスで縁取られたスモーキーなグレーのプレートは、サラダや冷たいパスタなどいつもの料理にも大人っぽいニュアンスを加えてくれる。シンプルなグラスもしかり。底面を炎で焼き付けているため、よく見るとボトムの部分がほのかな黄色に色づいている。ふだんはあまり主張せず目立つこともない存在なのに、水を注いだ途端こんなに艶っぽく見えるなんて。日常の道具としての使いやすいカタチと色気のある美しさ。買いやすい価格もうれしい。

1970年大阪府生まれ。2006年、富山に〈glass studio takara〉設立。宙吹きガラスの作品をつくり続ける。

きのしたたから

TAKARA KINOSHITA 木下 宝 リピーターも多い究極のシンプルグラス。

いいグラスで飲むと、普通の水も普段のワインもおいしくなる――ということをリアルに実感させてくれるのが、富山のガラス作家・木下宝のコップやワイングラスだ。薄くて軽い。わりと繊細。けれど一度使っただけで、そのたくましさに驚かされる。だから長年愛用し続ける人も多いし、リピーターも多い。その特徴は、すっと流れるようなラインと飲み口のよさ。定番のコップの薄くて滑らかな口縁は、一度その口あたりを知ってしまったら他のコップに浮気できなくなってしまうほど。氷を入れた時のカラカラという音も心地いい。ワイングラスはその絶妙なふくらみが何よりの魅力。ワインを入れると色気のあるラインの美しさがいっそう際立つ。

1978年神奈川県生まれ。長野県のあづみ野ガラス工房勤務などを経て現在は神奈川県川崎市で活動中。

たにぐちよしみ

YOSHIMI TANIGUCHI 谷口 嘉 氷のように繊細で、プロダクトのように使いやすい。

薄く張った氷のように繊細で、プロダクトのガラス器のように端正。直線のキリッとした印象を生かした多角形のうつわは、底面が平らなので料理の盛りつけがとてもラク。陶磁器では定番だが、ガラスでは意外と見あたらないデザインだろう。神奈川県川崎市に工房をもつ谷口嘉は、コンクリートの型にガラスを吹き込んで成形する“型吹き”の技法で作品をつくっているガラス作家。ガラスの表面にコンクリートの型ならではのゆらゆら揺らいだ表情が残るのが特徴だ。鉢や小鉢などのうつわには縁にマットな金彩が施されていて、手にとるたびに少し気持ちがあがる。シンプルなしのぎ（縞）のグラスも、どこか愛嬌があって手になじみがよく、使うのがうれしくなる佇まいだ。

1973年大阪府生まれ。富山市ガラス工芸センターなどで経験を積んだ後、奈良県葛城市にアトリエを構える。7月6日〜9月1日、伊賀〈ギャラリーやまほん〉の生活工芸展に参加予定。

つだきよかず

KIYOKAZU TSUDA 津田清和 ゆらゆら揺らぐ質感は古代の硝子のよう。

墨色、水色、瑠璃色など美しい色のふたものや、うるうると波打つ質感に目を奪われるガラスのうつわ、繊細なカットを施した酒器など、さまざまな技法でガラスの美しさを表現する奈良の作家、津田清和。異国の地や古い時代のガラスや陶磁器を思わせる津田の作品は、“硝子” と呼びたくなる品のよさが身上だ。とはいえ、フォルムはあくまでモダンで端正。日常のさまざまなシーンによくなじむ。たとえば大人気のキャニスターは、ジャムや薬味を入れて食卓で楽しんでもいいしポプリ入れにしてもいい。実は茶の湯界隈にも津田ファンは多く、茶入れや菓子器など茶道具としてもよく使われている。

1964年大阪府生まれ。20代でアメリカに渡り、さまざまな工房や学校でガラスを学んだ後、2001年にハンドメイドのガラス工房〈fresco〉を開く。

ふれすこ／つじのたけし

TAKESHI TSUJINO fresco／辻野剛 アートピースのような存在感。主役級の色ガラス。

燃えるように鮮やかなフラワーベースから、淡いグラデーションが美しい《カスミ》シリーズまで。色ガラスを使い愛でる楽しさを教えてくれるのが、大阪のガラス作家・辻野剛と、辻野が主宰する吹きガラス工房〈fresco〉だ。「ガラス単品で完結するのではなく、常に空間全体を意識した物づくりを目標としている。と同時に、ガラスのために空間を提案できるようなダイナミズムも大切にしています」と話す辻野は、技術の高さでも知られている。色彩だけでなく造形の美しさも見事で、特に、フラワーベースの張りがあってなめらかなフォルムは圧巻。これひとつでインテリアの雰囲気をガラリと変える力を持っている。

人気作家の「夏のガラス」10。

YOSHIHIKO TAKAHASHI<br>高橋禎彦<br>個展も間近。ポップで色っぽい宙吹きガラス

たかはしよしひこ

Tags

YOSHIHIKO TAKAHASHI<br>高橋禎彦<br>個展も間近。ポップで色っぽい宙吹きガラス

たかはしよしひこ

Tags

メルマガ登録 （無料）

メルマガ登録（無料）