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tupera tuperaが世界最古の写真印刷技法「コロタイプ」で作る、新しい京都みやげ。
DESIGN

tupera tuperaが世界最古の写真印刷技法「コロタイプ」で作る、新しい京都みやげ。

『カーサ ブルータス』2025年6月号より

| Design, Travel | a wall newspaper | photo_Sadaho Naito   text_Rie Nishikawa

京都のモチーフが描き下ろしのキャラクターに。伝統技法コロタイプでプリントされたカード作品です。

便利堂の工房で職人さんと印刷を確認。一つ一つ手作業で刷り重ねられる。
便利堂の工房で職人さんと印刷を確認。一つ一つ手作業で刷り重ねられる。
年季を感じさせる大型の印刷機も貴重なもの。
年季を感じさせる大型の印刷機も貴重なもの。
便利堂の工房で職人さんと印刷を確認。一つ一つ手作業で刷り重ねられる。
年季を感じさせる大型の印刷機も貴重なもの。
舞妓や伏見稲荷などの名所、鯖寿司や八ツ橋といった名物がキャラクターになったカードのシリーズ《京都はん》が発売になった。今回、tupera tuperaとコラボレーションしたのは美術印刷の〈京都 便利堂〉だ。

「アトリエを京都に移して10年、暮らしているからこそ感じる京都らしさも加えて、名所や三大祭りなど、描いてみたいと思ったモチーフを20種類選びました」と中川敦子さんは言う。
コロタイプ特有のゼラチンによる版。多色刷りの場合は、色の数と同じ枚数の版が必要となる。
コロタイプ特有のゼラチンによる版。多色刷りの場合は、色の数と同じ枚数の版が必要となる。
使用する顔料インキ。塗り重ねによる質量を感じるほど、こっくりとした色の厚みが表現できる。カードの縁に描かれた鉛筆書きのサインも緻密に表現。
使用する顔料インキ。塗り重ねによる質量を感じるほど、こっくりとした色の厚みが表現できる。カードの縁に描かれた鉛筆書きのサインも緻密に表現。
便利堂の特注で作られた40色以上のコロタイプ専用インキを用いる。
便利堂の特注で作られた40色以上のコロタイプ専用インキを用いる。
職人により手作業で印刷される。
職人により手作業で印刷される。
コロタイプ特有のゼラチンによる版。多色刷りの場合は、色の数と同じ枚数の版が必要となる。
使用する顔料インキ。塗り重ねによる質量を感じるほど、こっくりとした色の厚みが表現できる。カードの縁に描かれた鉛筆書きのサインも緻密に表現。
便利堂の特注で作られた40色以上のコロタイプ専用インキを用いる。
職人により手作業で印刷される。
約180年前にフランスで発明された写真印刷技術コロタイプで制作されているのが特徴だ。その再現性から文化財の複製などに使用されている技術を、もっと身近に感じてもらえる商品として展開する初の試みだという。

「普段は切り絵で制作していますが、コロタイプでは版画のように下絵を5色5つの版に分けて重ねて印刷します。最初はどんなふうになるかわからず不安でしたが、試作を繰り返してこの技法に合う作品に仕上がったと思います」(亀山達矢さん)。
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