
DESIGN
tupera tuperaが世界最古の写真印刷技法「コロタイプ」で作る、新しい京都みやげ。
『カーサ ブルータス』2025年6月号より
| Design, Travel | a wall newspaper | photo_Sadaho Naito text_Rie Nishikawa
京都のモチーフが描き下ろしのキャラクターに。伝統技法コロタイプでプリントされたカード作品です。
舞妓や伏見稲荷などの名所、鯖寿司や八ツ橋といった名物がキャラクターになったカードのシリーズ《京都はん》が発売になった。今回、tupera tuperaとコラボレーションしたのは美術印刷の〈京都 便利堂〉だ。
「アトリエを京都に移して10年、暮らしているからこそ感じる京都らしさも加えて、名所や三大祭りなど、描いてみたいと思ったモチーフを20種類選びました」と中川敦子さんは言う。
「アトリエを京都に移して10年、暮らしているからこそ感じる京都らしさも加えて、名所や三大祭りなど、描いてみたいと思ったモチーフを20種類選びました」と中川敦子さんは言う。
約180年前にフランスで発明された写真印刷技術コロタイプで制作されているのが特徴だ。その再現性から文化財の複製などに使用されている技術を、もっと身近に感じてもらえる商品として展開する初の試みだという。
「普段は切り絵で制作していますが、コロタイプでは版画のように下絵を5色5つの版に分けて重ねて印刷します。最初はどんなふうになるかわからず不安でしたが、試作を繰り返してこの技法に合う作品に仕上がったと思います」(亀山達矢さん)。
「普段は切り絵で制作していますが、コロタイプでは版画のように下絵を5色5つの版に分けて重ねて印刷します。最初はどんなふうになるかわからず不安でしたが、試作を繰り返してこの技法に合う作品に仕上がったと思います」(亀山達矢さん)。
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