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古今東西 かしゆか商店【泥染め】

『カーサ ブルータス』2024年7月号より

| Design | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu   hair & make-up_Masako Osuga editor_Masae Wako

日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回訪ねたのは鹿児島県奄美大島。伝統的な着物・大島紬の糸を染める、この島独自の技法「泥染め」と出会いました。

1,300年以上の歴史を持つ大島紬の糸や絣に使われる「泥染め」。この技で多彩なものづくりに挑む金井志人さんと。かしゆか店主が選んだ風呂敷(右ページ)は泥染め(左)、藍泥染め(中)、藍染め(右)で染め分けたもの。
1,300年以上の歴史を持つ大島紬の糸や絣に使われる「泥染め」。この技で多彩なものづくりに挑む金井志人さんと。かしゆか店主が選んだ風呂敷(右ページ)は泥染め(左)、藍泥染め(中)、藍染め(右)で染め分けたもの。
透明度の高い真っ青な海で知られる鹿児島県の奄美大島に、世界でもこの島だけにしかない染色があることを知りました。奄美の伝統工芸として有名な大島紬の、糸や絣を染める技術「泥染め」です。
Purchase No. 74【泥染め】奄美の自然が育んだ美しい染めを日常にも。
Purchase No. 74【泥染め】奄美の自然が育んだ美しい染めを日常にも。
「島に自生する樹木・車輪梅を煮出した染料と、天然の泥田の泥で染め上げます。150万年前の古代地層のミネラルが溶け出した泥田には、良質な鉄分が含まれている。その鉄分と、車輪梅の染料に含まれるタンニン酸が化学反応を起こし、黒い染めができるんです」

と教えてくださったのは、島北部の龍郷町にある〈金井工芸〉2代目の金井志人さん。大島紬の糸などの泥染めをはじめ、藍染めや植物染めも行っている染色人です。
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